香港メディアが中国政府の姿勢を報道「カナダ・豪州の大会延期要請には従わない」

 中国政府は、東京五輪の開催について国際オリンピック委員会(IOC)と日本の決断を尊重する姿勢を見せている。新型コロナウイルスの影響で大会延期の可能性が高まっている中、香港メディアが報じている。

 中国政府の姿勢を報じたのは、香港の英字紙「サウスチャイナ・モーニング・ポスト」だった。「東京2020:中国はIOCを支持。カナダ・オーストラリアの延期要請には従わない構え」の見出しで記事を掲載。「中国外交部によると、同国は新型コロナウイルスの影響を受けたカナダ・オーストラリアの大会延期要請には従わない構えだという」とつづっている。

 22日(日本時間23日)にはカナダの五輪委員会とパラリンピック委員会が、東京五輪が予定通り7月24日から開催される場合、選手の派遣拒否を表明。派遣の条件として「1年の大会延期を求める」としていた。23日にはオーストラリア五輪委員会が、自国選手に東京五輪の1年延期を考慮して準備を進めるように声明を発表。しかし、中国は異なる姿勢を見せているという。

 記事では「月曜日、北京で行われた外交部の定例会見で外交部報道官の耿爽(こうそう)氏が、中国は常に今夏の東京五輪開催を支持していることを明かした」と説明。米メディアで延期が決定的であることが報道されるなど可能性が高まっているが、同氏は他国の五輪延期要請を認識しつつ「中国の東京五輪開催を支持する考えは決して変わっていない」という主旨の発言をしたという。

 さらに「中国はIOC及び日本の関係当局が下すあらゆる決断を尊重する」と記されている。「香港五輪委員会はアスリートの健康を第一に考え、大会延期に関するあらゆる決定についてはIOCの考えを支持するとしている」と、香港の状況も報じている。世界中で延期や中止など開催をめぐる議論が沸き起こっているが、中国は決断を尊重する構えを見せているようだ。(THE ANSWER編集部)