新型コロナ禍の今こそ「ONE TEAM」に―ラグビーW杯の名珍場面を連日回想

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、多くのスポーツイベントが延期、中止を余儀なくされている。日本が元気を失いかけている今、振り返りたいのが昨秋のラグビーワールドカップ(W杯)だ。グラウンド内外で様々なドラマが生まれた大会の名珍場面を「甦るラグビーW杯」としてプレーバックする。今回は、9月29日に日本が勝利したアイルランド戦を受け、イングランド代表NO8のビリー・ブニポラが絶賛した日本人ファンだ。「今までで見た最高の観衆」と絶賛したことを英公共放送「BBC」が報じた。

 アイルランド戦で歴史的番狂わせを演じた日本。当時、1次リーグ第3戦のアルゼンチン戦(10月5日)に向け、準備を進めていたブニポラは選手でありながら、4年に1度の祭典をいちファンの気分にもなり、他国の試合を楽しんでいることを明かしていた。

 記事によると「自分はW杯でプレーしているわけだけど、おかしなことに週末はほとんどファン状態になってしまうんだよ」と語ったブニポラは「(W杯の)試合を見ることは最高。素晴らしい経験だよ。W杯のプレーは時に当たり前のように感じてしまうかもしれないけど、他国の戦いを見ることで自分自身、ワクワク感が増すんだ。トンガ戦や南アフリカ戦、日本戦もね」とも話したという。

 特にアイルランドを倒した日本戦から大きな刺激を受けた様子で、ホスト国の躍進を後押しするスタンドの日本人ファンを絶賛。「日本戦の感想? 凄いよ。全ての大会で、今まで自分が見てきた最高の観衆だよ。国全体もそうだけどね。彼ら(選手たち)は信じられないほど素晴らしいプレーをしているんだ」と話し、かつて自分が見たことない“世界No.1”とまで評したという。

「自分たちにとってもレッスンになっている。(日本戦の)2試合を見て僕たちも気合が入った」とパワーをもらっていたブニポラは、直後のアルゼンチン戦にスタメン出場し、見事に3連勝。イングランドは最終的にW杯準優勝を成し遂げた。昨秋の大会を沸かせた日本代表と、彼らを支えるファンの存在はラグビーの母国の主力選手にとっても、感銘を与えるものだった。(THE ANSWER編集部)