新型コロナ禍の今こそ「ONE TEAM」に―ラグビーW杯の名珍場面を連日回想

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、多くのスポーツイベントが延期、中止を余儀なくされている。日本が元気を失いかけている今、振り返りたいのが昨秋のラグビーワールドカップ(W杯)だ。グラウンド内外で様々なドラマが生まれた大会の名珍場面を「甦るラグビーW杯」としてプレーバックする。今回は史上初の8強進出を決めた日本代表。その戦いぶりで米メディアの粋な絶賛を受けた。

 その勇敢な戦いぶりに海外メディアも感銘を受けた。1次リーグ4連勝で初の決勝トーナメント進出を決めた「ブレイブ・ブロッサムズ」。アイルランド、スコットランドという「ティア1」の強豪を感動的な試合で倒してきたチームは、日本人のみならず、世界の心を掴んで離さなかった。1次リーグ後、米大手放送局の「ESPN」は粋な表現で最大級の絶賛を展開した。

「この2、3週間で我々は日本に何度も何度も恋に落ちた。彼らは2015年にもW杯開幕週に南アフリカをKOするという奇跡の一戦で我々の心を勝ち取った。だが、今や彼らの思わず目を奪われるラグビーと生来の無私無欲ぶりで、彼らはどの国の人々にとっても2番目に応援することになったのだ」

 記事ではこのように記し、世界のラグビーファンにとっては母国代表の次に応援したくなるチームになったと評価した。とりわけ、大きなインパクトを残したのは横浜決戦だった。10月13日に28-21のスコットランドを倒した横浜国際総合競技場は特別な空気感だったという。

「居合わせることができたのは幸運だった」と記した上で、当日の空気を「ラグビーの世界で比類なき雰囲気だった。スクラムのペナルティでトライのような声援が送られ、トライにはW杯で優勝したかのような雄叫びが鳴り響く。人々は次第に強まる赤と白の情熱を未だに堪能しているのだ」と回顧。スタンドの観衆が生み出す高揚感と感動的なラグビーはかつてないほどと記した。

 準々決勝では南アフリカに敗れ、4強こそ逃した日本だったが、「ONE TEAM」となって戦い抜いた選手たちは日本のみならず、海外メディアに対しても色濃く印象を残した。(THE ANSWER編集部)