「5・16」に予定されていたタイトル戦は延期に、9月を想定も見通しは不透明

 昨年11月にボクシングのワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)バンタム級決勝で井上尚弥(大橋)と死闘を繰り広げた元5階級王者のノニト・ドネア(フィリピン)。WBC同級王者のノルディ・ウーバーリ(フランス)の指名挑戦者となったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で5月16日に米国で予定されていたタイトルマッチは延期になった。ドネアのプロモーター、リチャード・シェーファー氏は9月開催を予想する一方で、米国での強力な新型コロナ第2波を警戒。「全ては一変する可能性がある」と危機感を募らせている。フィリピン紙「ザ・フィリピンスター」の公式サイト「フィルスター.com」が報じている。

 新型コロナの影響で一時停止状態だったボクシング界。ようやく興行再開となったが、37歳のレジェンドは未だに足踏みを余儀なくされている。

 ドネアと契約するリングスタースポーツのシェーファーCEOはウーバーリとのタイトル戦の開催日が9月か10月になると分析。その上で、「我々はコロナの状況の終息を待つことになる。特に欧州からの渡航が再開になることを待たなければいけない。もちろん、ウイルスの第2波がかなり強力なようなら、全ては一変する可能性がある」と語ったという。

 全世界で50万人以上の死者を記録している新型コロナウイルス。米国では260万人以上の感染者と12万5000人以上の死者が出ているが、第2波が直撃となれば、再びの仕切り直しの可能性を危惧している。

 昨年11月のWBSS決勝では、井上に肉薄するパフォーマンスを見せたドネアについて、シェーファー氏は「この階級で、ノニトはキングだ。彼はとても強烈で、サイズも大きい。勝利し、再び世界王者になるだろう」と太鼓判を押している。試合が実現するならば、フィリピンの閃光がウーバーリを撃破するとプロモーターは確信している。(THE ANSWER編集部)