トヨタ自動車とグループでトラック大手の日野自動車は、水素燃料で走る燃料電池(FC)大型トラックを共同開発することになった。日野の大型トラック「日野プロフィア」をベースにするが、商品化の時期は決まっていない。

 開発するトラックには、トヨタが今年末に発売を予定する燃料電池車(FCV)次期「ミライ」むけに開発する基幹部品の発電装置「FCスタック」を、2基搭載する。1回の燃料補給で走れる航続距離は600キロをめざすという。

 トヨタは2014年に初代ミライ、18年にはFCバス「ソラ」を発売した。FCVはガソリン車のように短時間で燃料補給でき、走行中に二酸化炭素を出さないため「究極のエコカー」とされる。一方で、燃料を補給する水素ステーションが全国110カ所あまりにとどまることもあり、普及が進んでいない。

 バスやトラックといった商用車は走行ルートが決まっているため、少ないステーションでも需要に対応でき、相性が良いとされる。FC大型トラックをめぐっては、ホンダといすゞ自動車も1月、共同研究すると発表している。(竹山栄太郎)