総務省が27日発表した3月の東京都区部の消費者物価指数(速報値、2015年=100)は、価格変動が大きい生鮮食品をのぞく指数が前年同月より0・4%上昇して101・7だった。品切れが続くマスクの価格が前年同月比11・3%上昇するなど、新型コロナウイルスの感染拡大の影響が一部で出ている。

 感染の広がりによる世界経済の減速を警戒して原油価格が値下がりし、ガソリン価格は0・1%減と4カ月ぶりに下落に転じた。宿泊料も1・4%減だった。

 一方、マスクと同様に品薄傾向が続くトイレットペーパーの価格への影響はとくに見られなかった。総務省は「マスクと違って在庫が十分にあることから、価格に転嫁されなかったのではないか」とみている。(北見英城)