中国通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)は25日、英ケンブリッジに研究・製造拠点を設置すると発表した。第1期だけで10億ポンド(約1300億円)の巨額投資になる。英国は今年、一部の高速通信規格「5G」の通信網への華為製品の使用を認めたが、米国の圧力で採用の見直しを表明している。新拠点の発表は、英国内の議論に影響を与える可能性もある。

 新拠点では、光ファイバーによる通信の主要な技術を研究する。ケンブリッジは英国の研究開発拠点が集積している地域で、華為が計画している拠点の第1期建設が地元議会で承認された。第1期では400人程度の雇用を生むといい、将来的に華為の光ファイバー通信事業の国際本部にするという。

 第1期の投資額の10億ポンドは、同社がフランスに建設すると発表した通信機器工場(2億ユーロ=約240億円)の5倍以上にもなる。華為は、英国の新拠点の設置計画は3年前から始まっていたと説明している。(北京=福田直之)