密輸金塊、206キロすべて本物 容疑の船長ら8人告発

 佐賀県唐津市の漁港で金塊が密輸入された事件で、門司税関は20日、積み荷を陸揚げした第36旭丸(19トン)の船長、斎藤靖昭容疑者(49)=長崎県壱岐市=や中国人3人を含む計8人を関税法違反(無許可輸入)容疑で佐賀地検に告発し、発表した。押収した積み荷約206キロを鑑定したところ、すべて真正の金と確認したという。

 発表によれば、斎藤容疑者らは共謀して5月30日、旭丸に乗って東シナ海の公海上で国籍不明の船と接触し、金塊約206キロ(約9億3千万円相当)を受け取り、31日午後3時ごろ、唐津市の名護屋漁港に税関長の許可なしに陸揚げした疑いがある。8人は同法違反容疑で第7管区海上保安本部などに逮捕されていた。

 また、斎藤容疑者は昨年11月2日、青森・下北半島の尻屋岬港から約500メートル沖の浅瀬で旭丸を座礁させ、八戸海上保安部が業務上過失往来危険容疑で青森地検八戸支部に書類送検していた。海保への取材でわかった。「試運転をしている最中だった」と容疑を認めているという。旭丸は青森県大間町の漁協組合員が所有していたが昨秋ごろ何者かに売られ、その後、斎藤容疑者に転売されたとみられる。

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