平和を願って「人間の鎖」 高校生平和大使たち、長崎で

 長崎市松山町の「原爆落下中心地碑」では9日早朝から、若者が平和を願って「人間の鎖」をつくった。核兵器廃絶を求める署名を国連に届ける「高校生平和大使」たち。活動は今年、20年目を迎えた。

 長崎の市民団体が1998年に始め、昨年までに140万筆以上の署名を集めた。全国から選ばれた今年の第20代大使22人は今月下旬、スイス・ジュネーブの国連欧州本部に署名を届ける。長崎県の大使、溝口祥帆(さちほ)さん(16)は「二度と核兵器を使ってはいけないと後世に伝えるのが私たちの役目。22人全員で被爆者の方々の思いを世界に広く発信し、『長崎を最後の被爆地に』と訴えたい」と思いを新たにした。

 9日の原爆の日に合わせて、多くのOB・OGも長崎入りして大使の活動を支えた。今春、東京の大学に進んだ第19代大使の永石菜々子さん(19)は、7月に採択された核兵器禁止条約について「大使の地道な活動も後押しになったのでは。歩みを止めなくてよかった」。ただ、日本が参加しないことには「私たちの声が、一番近い日本に届いていない。喜びより悔しさが大きい」と話した。

 神奈川県の大学院生で第15代大使の相原由奈さん(23)は、「20年」を節目とは感じていないと語る。「被爆者の思いを伝えるピースメッセンジャーとしての役割は、これからも変わらない。核兵器がなくなるまで、50年、100年と活動が続いてほしい」(森本類)

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