飛ばねえ豚は…宮崎駿監督ら監修、水陸両用機が離陸

飛ばねえ豚は…宮崎駿監督ら監修、水陸両用機が離陸

 スタジオジブリの名コンビが帰ってきた――。宮崎駿(はやお)監督と鈴木敏夫プロデューサーがデザインした特別塗装の飛行機が10日、広島県尾道市にお目見えした。瀬戸内海での遊覧飛行を手がける「せとうちSEA(シー)PLANES(プレインズ)」(同市)が依頼。開業1周年記念のこの日、公開された。

 陸上と水面の両方から離着陸できる水陸両用機で、同社が所有する5機のうちの1機。真っ赤な塗装が青い空や海に映え、主翼下部と垂直尾翼には、イタリア国旗を思わせる白と緑のラインがあしらわれた。

 ジブリ作品には、映画「紅(くれない)の豚」で主人公が乗る飛行艇など、飛行機がよく登場する。今回は宮崎監督が機体の模型を参考にスケッチを描き、細部を監修。鈴木氏デザインの社名ロゴは広島県の県鳥「アビ」が海上を飛ぶ姿で、垂直尾翼に貼り付けられた。

 遊覧飛行は1年前に始まり、今年6月に運行が始まったJR西日本の豪華寝台列車「トワイライトエクスプレス瑞風(みずかぜ)」が尾道駅に停車する際には、乗客のオプションツアーの中でも用意されている。

 特別塗装機は他の4機とともに今後、通常の遊覧飛行で乗れるようになるという。50分間で平日3万2千円、土日祝日は3万7千円(いずれも税込み)。松本武徳(たけのり)社長(73)は「大勢のジブリファンに訪れてほしい」と話した。(橋本拓樹)

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