「水が滝のように流れ落ちて…」 奈良で120ミリの雨

「水が滝のように流れ落ちて…」 奈良で120ミリの雨

 寒冷前線に暖かい空気が流れ込んだ影響で、近畿の中南部を中心に12日早朝から激しい雨が降った。奈良県内では1時間に100ミリを超える雨を観測。鉄道の運転見合わせも相次ぎ、混乱が広がった。

 大阪管区気象台によると前線が奈良県付近を通過したため、午前7時半ごろまでに奈良県の天理市、桜井市、橿原市などで1時間に120ミリの猛烈な雨を記録。気象庁は奈良県内各地に「記録的短時間大雨情報」を出した。奈良県によると、午後1時現在、桜井市など7市町で床上浸水7棟、床下浸水85棟の被害があった。桜井市は一時、5558世帯に避難勧告を出した。

 近鉄高田市駅(大和高田市)近くの国道166号では午前7時半ごろ、冠水した高架下で軽乗用車が立ち往生し、車の半分ほどが水につかった。乗っていた男性(21)は「少し急いで走っていたら水に突っ込んだ。バックしようとしたが無理だった」と話した。

 近鉄橿原神宮前駅(橿原市)では構内に雨水が入り込み、改札付近などが冠水した。高取町の高校3年生、藤本浩太さん(18)は午前7時25分ごろ、構内を歩いていると突然、改札口の方から水が流れてきたという。「水が滝のように階段を流れ落ちて怖かった」と話した。

 和歌山県内では、土砂災害の危険が高まったとして、田辺市が一時、市内の92世帯177人に避難勧告を出した。兵庫県や大阪府の一部でも50〜70ミリの雨が降った。近畿中南部では12日夕方ごろまで、局地的な雷雨が続く見込みという。

 JR西日本によると、12日午前6時25分ごろ、京都府木津川市内の雨量計が規制値に達し、奈良線の城陽―木津駅間が約3時間にわたって運転を見合わせ、上下22本が運休、約1万2千人に影響した。関西線や和歌山線でも運休が相次いだほか、大阪環状線など接続する路線にも遅れが出た。信号トラブルなども重なって神戸線や京都線、宝塚線、東西線も遅れ、都市圏の広い範囲でダイヤが乱れた。また、近鉄も大阪線と橿原線で運転を見合わせた。

 各地で停電も相次いだ。関西電力によると、12日午前6時20分ごろ、大阪府や京都府で計約4370戸が停電。和歌山県などにも停電が広がったが、昼ごろまでにほぼ復旧した。

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