前山梨市長の元妻、起訴内容を否認 詐欺罪で初公判

 事業資金名目で埼玉県の男性から計約3億7千万円をだまし取ったとして、詐欺罪に問われた石材販売会社「差出(さしで)石材」(山梨県山梨市)社長で前同市長の元妻、望月治美被告(61)の初公判が14日、東京地裁(任介〈とうすけ〉辰哉裁判長)であった。望月被告は「振り込まれたお金は借りていたもので、だましたことはありません」と述べ、起訴内容を否認した。

 起訴状によると、望月被告は2011年2月〜13年2月、埼玉県の男性に石材取引の計画があるように装い、仕入れ資金名目で計約3億7千万円を96回にわたって銀行口座に振り込ませ、だまし取ったとされる。

 検察側は冒頭陳述で、10年末に同社と望月被告、当時の夫で山梨市の職員採用を巡って受託収賄罪などで起訴された前市長、望月清賢(せいき)被告(70)の借入金が計約11億円にのぼっていたと明らかにした。清賢被告も一時、この石材会社の社長を務めていた。

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