ビル型納骨堂「梅旧院」、脱税容疑で社長ら3人を逮捕

ビル型納骨堂「梅旧院」、脱税容疑で社長ら3人を逮捕

 法人税1億4千万円余りを脱税したとして、大阪地検特捜部は12日、永代供養をうたうビル型の納骨堂「梅旧院光明殿(ばいきゅういんこうみょうでん)」(大阪市浪速区)の運営会社「光明殿」(同)の社長山口幸子(さちこ)容疑者(63)=兵庫県芦屋市=ら3人を、法人税法違反の疑いで逮捕し、発表した。認否については明らかにしていない。

 特捜部によると、ほかに逮捕されたのは、取引先とされる別会社の社長、上月啓右(こうづきけいすけ)(76)=大阪府豊中市=と、光明殿で経理を担当する和井田寛重(ひろかず)(74)=奈良市=の両容疑者。

 3人は共謀し、上月容疑者の会社のほか複数社に対する、架空の業務委託費を計上するなどして経費を水増しし、2014年8月期までの4年間で5億2850万円の所得を隠し、法人税約1億4334万円を免れた疑いがある。

 関係者によると、光明殿は宣伝や営業に関するコンサルタント業務の委託契約を上月容疑者の会社と結び、業務委託費を計上していた。だが特捜部は、押収資料や関係者の証言などから、実際にはコンサルタント業務が行われていなかったとして、架空経費と判断した模様だ。

 光明殿と山口容疑者について、大阪国税局は15年夏ごろ、関連法人との取引で不正に所得を圧縮したとする法人税法違反の疑いで強制調査(査察)に着手。特捜部と合同で捜査を進める過程で、上月容疑者が浮上したという。和井田容疑者は経理担当者として、光明殿の資金の動きを把握していたとみられている。

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