豪雨犠牲者、7割超が60歳以上 「災害弱者」浮き彫り

豪雨犠牲者、7割超が60歳以上 「災害弱者」浮き彫り

 西日本を中心に大きな被害が出た豪雨災害で、判明している死者のうち、朝日新聞の12日時点のまとめで年齢や死亡した状況が明らかになっている141人について調べたところ、60歳以上が100人で7割を超えた。「災害弱者」とされる高齢者が多く犠牲になっている実態が浮き彫りになった。

 朝日新聞は警察や消防、自治体に取材。その結果、年代別では60代が25人、70代が37人、80代が29人、90代が9人だった。30〜50代は34人、10、20代はそれぞれ1人で、そのほか3〜9歳が5人いた。犠牲者のうち60代以上の割合は約71%に上った。

 要因別では、土砂崩れに遭ったとみられるのが71人、川の氾濫(はんらん)に巻き込まれたり水路に転落したりしたのが59人、状況不明などその他が11人だった。

 広島県では、年齢が判明している54人のうち約8割を占める41人が土砂崩れに巻き込まれた。坂町では砂防ダムが土石流で破壊されたとみられている。70〜96歳の女性7人が死亡した。福山市ではため池が決壊し、自宅の1階にいた女児(3)が流され、亡くなった。

 愛媛県では、死者26人のうち、土砂崩れが16人だった。松山市沖の怒和(ぬわ)島では裏山が崩れて住宅が倒壊。30代の母親、小学3年生(9)と1年生(6)の姉妹が亡くなった。

 川に流されたり水路に転落したりして亡くなったのは7人。ダムの放流によって増水した川が氾濫した西予市では5人が死亡。うち4人が74〜82歳だった。

 岡山県の12日午後2時時点のまとめでは、年齢確認中という16人を含む58人が亡くなった。このうち、川の氾濫で市街地の約3割が浸水した倉敷市真備(まび)町が50人を占め、ほとんどが溺死(できし)とみられる。真備町で亡くなった人のうち、年齢が判明している37人をみると、33人が60代以上だった。


スゴ得でもっと読む

スゴ得とは?

関連記事

おすすめ情報

朝日新聞の他の記事もみる
主要なニュースをもっと見る
社会のニュースをもっと見る
経済のニュースをもっと見る
政治のニュースをもっと見る
国際・科学のニュースをもっと見る
エンタメのニュースをもっと見る
スポーツのニュースをもっと見る
トレンドのニュースをもっと見る
生活術のニュースをもっと見る
地域のニュースをもっと見る

社会 アクセスランキング

ランキングの続きを見る

社会 新着ニュース

新着ニュース一覧へ

総合 アクセスランキング

ランキングの続きを見る

東京 新着ニュース

東京の新着ニュースをもっと見る

東京 コラム・街ネタ

東京のコラム・街ネタをもっと見る

特集

特集一覧を見る

記事検索