204人死亡、2千人なお孤立状態 西日本豪雨1週間

204人死亡、2千人なお孤立状態 西日本豪雨1週間

 西日本を中心とする豪雨災害は13日、大雨特別警報が最初に出た6日から1週間を迎えた。広島県と愛媛県では、なお2千人が孤立状態とみられている。死者が200人を超える中、行方不明者の捜索が続く。

 警察庁の13日午前4時45分時点のまとめでは、心肺停止で発見され、その後に死亡が確認された人を含めて、死者は204人。朝日新聞がまとめた13日午後1時時点の行方不明や連絡を取れない人は、少なくとも62人にのぼる。

 今回の災害では土砂崩れが広域的に発生。道路が寸断されて、孤立状態になる地域が相次いだ。

 広島県内は、10日午後5時時点で少なくとも約2万人が孤立状態だった。次第に解消に向かっているが、12日午後5時時点でも呉市の4地区2067人が孤立状態になっている。

 愛媛県では8日午後3時時点で少なくとも2620人が孤立集落に残されていたが、12日正午時点では西予(せいよ)市の1地区37人としている。岡山県では該当する地域はないという。

 自治体の集計では孤立状態が「解消」とされても、車が通行できずに不便な生活が続く集落もある。

 広島市安芸区の山あいに約100戸が並ぶ「清山(せいざん)団地」と「清松園(せいしょうえん)団地」では、8棟が流され、市中心部につながる国道に通じる道や橋が崩れ落ちた。初めて支援物資が到着したのは11日の午後。飲料水とサバの缶詰が配られた。

 住民の男性(70)は「車で買い物に出られないので、知り合いに迎えに来てもらっている」と話す。団地の入り口で車を降り、荷物を背負って坂道を上がるお年寄りもいるという。

 断水も続くが、団地に残る住民は少なくない。70代の女性は「避難所へ行っても戻ってくる人が多い。家が心配なんでしょう」。道路の復旧のめどは立たず、住民の不安は募る。

 2014年の内閣府の調査では、災害時に孤立状態になるおそれがあるとされた集落は全国に約1万9千にのぼる。


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