阪神・淡路大震災の発生から17日で25年。震災を経験していない若い世代に教訓を語り継ごうと、ABCテレビ(大阪市)は、インターネット上で、1995年に撮影した記録映像の公開を始めた。動画撮影が一般に普及していなかった当時の、貴重な映像だ。

 特設ページ「阪神淡路大震災25年 激震の記録」(https://www.asahi.co.jp/hanshin_awaji-1995/)で見られる。当時のインタビューや撮影した風景など約2千件、約38時間にものぼる。建物の下敷きになった娘の救助を見守る父親、避難所や街角で生活の不安を口にする人々――。発生直後から約7カ月間の、混乱した街の状況や人々の不安を克明に映し出している。

 公開にあたっては、災害や肖像権の専門家から意見を聞いた。震災を経験していない世代から映像がどのように見えるのかを知ろうと、関西の大学生に視聴してもらうワークショップも開いた。

 特設ページでは、地図と動画が連動しており、場所から探すことができる。また、膨大な映像から見たいものを見つけやすくしようと、人々が語った言葉を文字に起こした。「医療」「教育」といったテーマ別に検索することも可能だ。