カジノを含む統合型リゾート(IR)事業をめぐる汚職事件で、収賄容疑で再逮捕された衆院議員の秋元司容疑者(48)が、中国企業「500ドットコム」の本社などを訪ねた旅行の際、同社側から数十万円相当の高級ブランド品を受け取っていたことが、関係者への取材でわかった。東京地検特捜部はこれらの品も賄賂に当たるかどうか経緯を調べている模様だ。

 秋元議員は2017年12月下旬、広東省・深圳にある「500」社の本社への視察旅行の招待を受け、航空運賃や宿泊費など計約150万円相当を同社に負担させた疑いがもたれている。旅行は2泊3日で、同社が準備したプライベートジェットが使われた。秋元議員は本社で最高経営責任者(CEO)と面会。同省に隣接するマカオのカジノ施設も視察した。

 視察旅行には「500」社の副社長を名乗る鄭希容疑者(37)が随行。関係者によると、同社側がマカオで数十万円相当の高級ブランドの靴やバッグを購入し、秋元議員に渡していたという。

 特捜部は、同社がIR事業で便宜を図ってもらいたいとの趣旨で賄賂として視察旅行の旅費を負担したとみているが、ブランド品についても同様の趣旨の賄賂と認定できるかどうか調べているとみられる。