福岡市の繁華街・天神で、若者文化を代表する商業施設として親しまれた「天神ビブレ」が11日、閉館した。訪れた人たちは別れを惜しみつつ、再開発で生まれ変わる新たな街の姿に期待も膨らませた。

 1976年完成の同館はこの日、閉店セールの買い物客でにぎわった。午後9時ごろに最後のお客を送り出した後、出入り口の前に従業員らが整列。感謝の言葉を述べて深々と頭を下げ、シャッターが下りた。

 中学生の頃から通ったという福岡市城南区の会社員、岸本諒太さん(25)は「天神にきたらまず訪れる場所。寂しさもあるけど、新しくどんな建物ができるかが楽しみ」と話した。

 天神では、規制緩和でビルの建て替えを促す「天神ビッグバン」による再開発が進む。ビブレは、3月末で閉館する天神コアなどとともに2024年、大規模な複合ビルとして生まれ変わる予定。(菅原普)