カジノを含む統合型リゾート(IR)事業をめぐる汚職事件で、収賄罪で起訴され、保釈された衆院議員の秋元司被告(48)=自民党を離党=が14日、東京・永田町の衆院議員会館で記者会見を開いた。「賄賂を受け取ったことは一切ない」と述べ、裁判で無罪を主張する方針を強調。早ければ3月から国会に復帰する意向も示した。

 秋元議員が公の場で発言したのは、昨年12月25日に逮捕されて以降、初めて。報道陣約100人が集まる中、紺色のスーツ姿で現れ、書面に目を通しながら約20分間、起訴内容に対して全面的に反論した。

 秋元議員はIR担当の内閣府副大臣だった2017年9月〜18年2月、IR事業への参入を目指していた中国企業「500ドットコム」側から現金や旅費など計約760万円相当の賄賂を受け取ったとして起訴された。

 会見で秋元議員は、17年9月に講演料名目で受け取ったとされる200万円について、元秘書の会社が受領したことを認めたが、前月に那覇市で実際に講演したことを挙げ、「賄賂と考えたことはない」と主張。9月末の衆院解散当日に議員会館で受け取ったとされる現金300万円については「忙しい一日で、会った記憶がない」と贈賄側との面会自体を否定。賄賂の受け取りは「絶対にない。もらわなければいけない状況には全くなかった」と述べた。