川崎市高津区の多摩川河川敷。春の日差しを浴びながらサッカーボールを追うのは、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため臨時休校中の小学校の仲間同士だ。

 午前中は宿題やドリルなどの勉強と家の手伝いをして、「毎日、午後2時に集合」とだけ決めた。参加したいメンバーが集まって日が暮れるまで汗を流す。「本当はもっと学校に行きたかった。学校では友だちに会えるから、家にいるよりも楽しい」。みんなが口をそろえる。

 全国的にイベントの自粛や規模縮小が相次ぐ中、保延昭良(ほのべあきら)君(11)が出場するはずだった4月のサッカー全国大会も延期に。所属チームも3週間近く活動を自粛していた。「優勝すればFCバルセロナ(スペイン)の下部組織など世界の強豪チームと戦えるチャンスがあった。すごく残念。いつ大会があるかわからないけれど、練習をしっかり頑張ります」(江口和貴)