新型コロナウイルスの感染拡大や臨時休校で、多くの子どもたちがストレスを感じている。全国の児童精神科クリニックでつくる団体が、子どもたちの心のケアのポイントをまとめた。保護者や教職員に役立ててもらおうと、団体のホームページ(https://jascap.info/)で公開している。

 この団体は「日本児童青年精神科・診療所連絡協議会」(事務局・浜松市)。いま子どもたちは登校や友達と遊ぶことを制限され、メディアの情報に不安を感じて大きなストレスがかかっている状況だという。睡眠や食欲に影響が出たり、怒りっぽくなったりするなど、心身にさまざまな症状が出る可能性があり、それは学校が再開してからも続く可能性があるという。

 だが協議会は、こうした症状が出た場合でも「周囲の大人が適切に対応することで多くの子どもは回復する」と説明する。

 今回公開されたケアは保護者向け、教職員向け、子ども向けの3部構成。保護者向けではまず「周りの大人が落ち着いていれば子どもも落ち着く」として、保護者自身の心と体の健康を維持することの大切さを強調する。そのうえで過度な不安を防ぐ方法として、正しい情報を公的なホームページで得ることや、不安をあおりがちな情報に接する時間を家族とのだんらんや休息に充てることを勧める。