国立国際医療研究センター(東京都新宿区)は23日、新型コロナウイルスによる肺炎を治療するために、エボラ出血熱の治療薬として開発された「レムデシビル」が使えるかどうかを確かめる臨床試験を月内にも始めると発表した。米国などの400人規模の国際臨床試験に参加する。国内では少なくとも約100人を対象にするという。

 新型コロナウイルスによる肺炎で効果が確かめられている治療薬は今のところない。別の治療に使われている既存の薬で効果がないか世界中で研究が進められている。ウイルスを感染させた細胞を使った試験管の実験では抗ウイルス作用を持つ複数の薬に効果が見られ、実際の患者にも使われている。ただ、効果の証明が十分でなかった。