文部科学省は24日、2021年度から中学校で使われる教科書の検定結果を公表した。教科ごとの平均ページ数の合計は1万1280ページで平成以降で最多。現行の教科書から7・6%、9年前の前々回検定から20・3%(道徳除く)増えた。新学習指導要領で「主体的・対話的で深い学び(アクティブ・ラーニング)」が重視され、知識だけでなく、学ぶプロセスを丁寧に解説する傾向が強まった。

 検定では23社が計115点(157冊)を申請し、106点(145冊)が合格した。

 道徳を除く全ての教科で教科書の平均ページ数が増え、前回の1万481ページから1万1280ページとなり、平成以降で最多となった。英語は約13%、理科で約10%、技術・家庭の技術分野で約26%、家庭分野で約19%、保健体育では約20%増えた。道徳はぺージ数の多かった1社が今回、申請しなかった影響で4・2%減った。

 ページ数増の背景には、アクティブ・ラーニングを意識して生徒同士の対話を促す内容や、教師に授業の進め方をわかりやすく示す内容が増えたことがある。