所有者になりすまし、東京・新橋の土地代金の一部3千万円を詐取したなどとして、警視庁は、東京都品川区南大井5丁目の無職内田マイク容疑者(66)ら5人を詐欺や電磁的公正証書原本不実記録・同供用などの疑いで逮捕し、25日発表した。内田容疑者は容疑を否認しているという。

 積水ハウスが同様に東京・五反田の老舗旅館跡地の代金約55億円をだまし取られた「地面師」事件でも、内田容疑者は主犯格とされ、一審で懲役12年の判決を受けた。今回なりすまし役として逮捕された東京都豊島区長崎1丁目の無職秋葉紘子容疑者(76)も懲役4年の判決を受けており、警視庁は地面師グループの解明を進めている。

 捜査2課によると、逮捕容疑は2015年4月、新橋駅に近い東京都港区の2カ所の土地計約160平方メートルを所有する女性になりすまし、千葉市の海運会社から手付金として3千万円を詐取したうえ、同社に土地を売却したとするうその登記をしたというもの。その後、虚偽登記が発覚し、取引は中止されたという。