自らの「卒業」を控えた上越新幹線「E4系」がJR新潟駅のディスプレーから、「新潟から旅立つみんなへ」向けたメッセージを贈っている。「心がほっこりする」「泣けた」とツイッターなどで話題だ。

 メッセージは駅構内のディスプレーにデジタルサイネージ(電子看板)として4枚が映し出される。

「僕の名前は『マックス』。春は旅立ちと出会いの季節。寂しさ、不安もあるけど、希望に満ち溢(あふ)れていることでしょう」

 E4系はMax(マックス)の愛称で知られる2階建て新幹線の2代目。1997年12月に東北新幹線でデビューし、2001年からは上越新幹線にも導入された。長野新幹線(現・北陸新幹線)でも使われたが徐々に新型へと入れ替えられていき、「現在はE4系が走っているのは上越新幹線だけ。サイネージを作ったのは新潟駅の職員たちですが、思い入れがあるE4系でメッセージを伝えようと考えました」(JR新潟支社広報)

「実はボク・・・あと一年で引退する予定だったけど、もうちょっと頑張ることになりました」

 最高時速が他の新幹線より遅く、一部にリクライニングシートがないE4系は2020年度内には北陸新幹線で使われている最新のE7系に置き換わる予定だった。ところが、昨年の台風19号で北陸新幹線120両が水没。新造のE7系は優先的に北陸新幹線に投入されることになり、E4系の引退は延期。しばらく乗れることになった。