厚生労働省は27日、入国制限を強化した後の26日午後に米シカゴから成田空港に到着した全日空便の乗員乗客92人について、自宅などでの待機の要請をせず検疫を通過させたと発表した。

 政府は米国での新型コロナウイルスの感染拡大を受け、日本時間26日午前0時以降に出発した航空機などで米国から入国した人への検疫を強化。自宅やホテルなど検疫所長の指定する場所での2週間の待機や、公共交通機関を利用しないように求める要請をすることとしていた。

 厚労省によると、今回の便は日本時間26日午前1時に現地を出発。乗客らが要請対象となるはずだったが、検疫所が時差の計算を誤り、対象外としていた。航空会社から乗客名簿を取り寄せ、検疫所から改めて2週間の待機要請などを行うとしている。(土肥修一)