山階鳥類研究所は26日、鳥類の研究や保護の功績を顕彰する第21回山階芳麿賞(朝日新聞社共催)を、渡辺茂・慶応大名誉教授(72)に贈ると発表した。渡辺氏は実験心理学の手法を採り入れて、ハトがピカソやモネの絵画を区別することなど、鳥類に複雑な認知能力が存在することを証明した。渡辺氏は1995年、イグ・ノーベル心理学賞を共同受賞している。

 また、鳥類の視覚系において視覚刺激情報とその位置情報が並列処理されていることを明らかにするなど、神経科学の分野でも学際的な研究を進めた。来月6日に東京都内で贈呈式がある。10月4日には記念講演会の開催が予定されている。(米山正寛)