大阪市が医療用ガウンの代替品として寄付を呼び掛け、大量に集まった雨がっぱの保管方法が、市火災予防条例に違反する恐れがあるとして、市消防局が指導した。条例では雨がっぱのような燃えやすい合成樹脂類を大量に保管する場合は消防への届け出を義務付けているが、怠ったという。

 寄付は松井一郎市長が4月に呼びかけ、約33万枚の雨がっぱが寄せられた。主な保管場所とした本庁舎の玄関ホールは一時、雨がっぱが入った段ボール箱であふれた。条例では、燃えやすい合成樹脂類を1カ所に3トン以上保管する場合は、消防署への届け出を義務付けている。届け出が必要な保管量を超えた可能性があり、6月初旬に指導したという。

 雨がっぱを管理した市健康局の担当者は「条例を認識していなかった。届け出が必要かどうか消防と相談している」と説明した。雨がっぱは医療機関などに配布したが、約13万枚の在庫があり、現在は市の別の施設で保管している。(本多由佳)