消毒液として使われている次亜塩素酸水の新型コロナウイルスへの効果について、経済産業省などは26日、拭き掃除やかけ流しによる物品消毒で効果が認められたと発表した。一方で空間への噴霧は有効性や安全性が確認できず、推奨しないとしている。

 独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)の実験結果によると、新型コロナウイルスを99・99%除去できる効果的な消毒方法は、油など目に見える汚れを事前に落とした上で、消毒したい物品を次亜塩素酸水で十分にぬらして20秒以上放置してから拭き取るか、20秒以上かけ流してから拭く。

 拭き掃除の場合は有効塩素濃度80ppm以上、かけ流しは同35ppm以上のもので効果が確かめられたという。次亜塩素酸水は紫外線などで分解するため、経産省などは販売側に対し、有効塩素濃度や、使用や保管の方法を適切に表示するよう求めていくという。

 空間への噴霧で空気中に漂うウイルスを除去できるかについては、国際的な評価方法が確立されておらず、安全性も確認できないとして、国として「使用を推奨しない」とした。

 また、7種類で効果が確認されていた界面活性剤について、新たに2種類(純せっけん分〈脂肪酸カリウム0・24%以上〉▽純せっけん分〈脂肪酸ナトリウム0・22%以上〉)の効果が確認された。(前田朱莉亜)