囲碁の一力遼八段(23)が29日、七大タイトル棋戦の一つ、第45期碁聖戦の挑戦者決定戦で前名人の張栩(ちょうう)九段(40)を破り、羽根直樹碁聖(43)への挑戦権を獲得した。一力は今春、仙台市に本拠を置く新聞社で、碁聖戦を主催する新聞囲碁連盟の加盟紙でもある河北新報社の記者になった。新聞記者が自社の主催棋戦の挑戦者になるのは前例がない。

 一力は河北新報社の創業家の出身で、一力雅彦社長の一人っ子。幼少期から囲碁に長じ、中学1年でプロ入り。早稲田大学卒業後の今年4月、同紙東京支社編集部の記者になった。