名護新市長、首相と初面会 政府、財政支援の拡充を検討

 沖縄県名護市長選で初当選した渡具知武豊氏は13日、首相官邸を訪れ、安倍晋三首相と就任後初めて面会した。渡具知氏が米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への移設計画を事実上容認していることを踏まえ、政府は既存の補助金活用などによる財政支援の拡充を検討している。

 首相は約5分間の面会で、渡具知氏が公約した子育て支援や経済振興などについて「全力で協力したい」と伝えた。同席した菅義偉官房長官は「辺野古移設の現状を説明する機会をいただきたい」と要望。防衛省の担当者を近く派遣する予定だ。

 渡具知氏は選挙で支援を受けた自民、公明、維新の各党幹部らにもあいさつして回ったが、辺野古移設の是非には言及しなかった。記者団から自身の立場を問われると、「(政府と県が移設工事をめぐり)係争中であり、推移を見守る」とだけ述べた。

 政府は移設工事の加速に向け、在日米軍再編への協力に応じて自治体に交付する「再編交付金」の再開や「防衛施設周辺の生活環境の整備等に関する法律」に基づく補助金などを検討している。市を通さず、辺野古など3地区(久辺3区)に直接交付してきた補助金の扱いも検討課題となる。

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