小泉進次郎環境相(38)は15日、第1子誕生以降の3カ月のうちに通算2週間の育児休暇を取得する考えを示した。環境省広報室によると、男性閣僚としては史上初という。ただ、国会審議や閣議には出席し、大臣としての決裁事務も続けるとしている。

 小泉氏はこの日、若手職員らと働き方改革などを話し合う省内の会合で、意向を示した。「公務最優先」「危機管理万全」を強調した上で、テレビ会議や電子メールなどを駆使したテレワーク(在宅勤務)を導入したり、一部職務を副大臣や政務官に任せたりすることで、「育児のための時間」を捻出するという。

 若手職員には、「私の育休をきっかけに、環境省の中でも皆が臆することなく、育休を取得しやすい働き方が進むことを期待している」と呼びかけた。

 会合と同時に自らのブログを更新。専門家らから「産後うつ」の説明を受けるなどした結果、「私自身、妻の様子を隣で見ていて、率直に育休を取りたいと思うようになった」と動機を明かした。「育休」のあり方については、「結果として、丸一日休みの日もあれば、時短勤務、またテレワークの日もある」とした。

 環境相に就任が決まった後、小泉氏が育休の検討を明言すると、「大臣の仕事はそんなに甘くない。国家の仕事が最優先」といった批判が相次いでいた。

 小泉氏は育休取得の前提として、▽公務最優先▽危機管理は万全▽妻の不安払拭(ふっしょく)――の3条件を示し続けてきた。「大事な閣議に(育休中)だから出ない、とか、国会に(育休中)だから出ないとか、そんなことはありません」と述べ、今回の方針は、こうした前提条件に沿った形になった。

 15日の育休取得表明では、「環境省の職員から、『(育休を含む)働き方改革にはボトムアップとトップダウンの両方が必要だ』という声もあった」と自らの決断の意義を強調した。

 関係者によると、小泉氏の妻・滝川クリステルさんは近く第1子を産む予定。一部の公務についてはすでに周囲に分担を依頼しているという。(松尾一郎、安倍龍太郎、岡村夏樹)