茂木敏充外相は14日(日本時間15日)、訪問先の米・サンフランシスコ近郊のホテルでポンペオ米国務長官と約1時間半会談した。両氏は緊迫する中東情勢について、関係国と連携し、中東地域の緊張緩和と安定化に向けて外交努力を尽くすことを確認した。

 今月3日に米軍がイランの革命防衛隊のソレイマニ司令官を殺害し、中東情勢が緊迫して以降、両氏の会談は初めて。茂木氏は「中東情勢が緊迫の度を高めていることを深く憂慮している」と会談で強調。イランへのさらなる攻撃を避ける姿勢を示す米国の自制的な対応を評価した。そのうえで、両氏は事態のエスカレーションを回避するべきだとの考えで一致した。

 これに先立ち、両氏は韓国の康京和(カンギョンファ)外相を交えて3カ国でも約50分間会談した。茂木氏によると、北朝鮮情勢について意見交換。米朝対話を通じて非核化をめざす米国の姿勢を支持し、日米韓で緊密に連携することで一致した。茂木氏は、拉致問題の早期解決に向けて米韓の協力を改めて求めた。

 また、茂木氏と康氏も約45分間会談。元徴用工問題をめぐり、韓国側の責任で解決策を示すよう、茂木氏は改めて求めたという。(サンフランシスコ=園田耕司、竹下由佳)