政府が中東海域に来月派遣する海上自衛隊護衛艦の補給拠点について、アラブ首長国連邦(UAE)とオマーンの港を使う方向で調整していることがわかった。複数の政府関係者が明らかにした。菅義偉官房長官は15日の記者会見で、具体的な寄港先は明らかにしなかったものの、「沿岸国との間で必要な調整を行っている」と述べた。

 政府関係者によると、護衛艦の入港実績などを踏まえ、UAEはフジャイラ港、オマーンはサラーラ港が寄港先として挙がっているという。

 UAEで安倍晋三首相と13日に会談したアブダビ首長国のムハンマド皇太子は「沿岸国として、自衛隊の派遣に具体的な協力、支援を惜しまない」と発言。首相と14日に会談したオマーンのアスアド副首相兼国王代理も「日本の取り組みを高く評価し、今後協力していきたい」と語ったという。

 中東海域に派遣される自衛隊の活動範囲は、オマーン湾、アラビア海北部、バブルマンデブ海峡東側のアデン湾の3海域の公海。昨年12月27日に派遣を決めた閣議決定でも護衛艦が補給などを行う場合には「当該3海域に面する港に寄港する」とされていた。(相原亮)