新型コロナウイルス対策を担当する西村康稔経済再生相は28日の記者会見で、政府の専門家会議を廃止する方針について「(公表に際し)十分説明できていなかった」と釈明した。「専門家会議の皆さんを排除するようにとられたことも反省している」とも語った。

 専門家会議の廃止は、西村氏が24日に記者会見で表明。あわせて改正特別措置法に基づく分科会の新設も発表した。しかし、主要メンバーが西村氏の発表を知らなかったことや、与党への事前説明がなかったことなどが明らかになり、反発が広がっていた。

 西村氏は28日の会見で、分科会新設は感染症の専門家だけでは判断できない問題についても議論するためだと説明。都道府県知事や経済界、労働界、マスコミ関係者などで構成するとした。そのうえで、「『廃止』という言葉が強すぎた。発展的に移行していく」と語り、専門家会議メンバーの一部に参加してもらう意向も示した。

 こうした方針は専門家会議の尾身茂副座長と意思疎通を図ってきたと説明し、「尾身先生とは引き続き二人三脚で歩んでいきたい」と強調した。