新型コロナウイルスの影響で公式戦を中断していたJリーグは27日にJ2とJ3を再開・開幕させ、7月4日からはJ1も再開させる。過密日程のうえ、チーム内に感染者が出れば、試合中止も想定される。そのため、「降格なし」「交代枠5人」といった今季に限った特別なルールが適用される。異例のシーズンでサッカーはどう変わるのか。

 「J1残留は我々の最低限の目標。降格がないのは大きい」。昨季、6年ぶりにJ1で戦った大分の片野坂監督は語る。

 「消化試合が増える」といった反対意見も根強い中で導入された特例。降格すれば、主力の流出やスポンサー離れもありうる。そのため、「降格なし」は特に経営規模が小さく、選手層が薄いクラブの安心感につながっている。

 大分同様、小さい予算規模ながら今季13年ぶりにJ1の舞台に復活した横浜FC。下平監督は「来季以降も見越して新しいことにトライしたい」と長期的な視野でのチーム作りを見据える。ボールを保持するサッカーへの転換を図っている清水の大熊GMは「色々とチャレンジできる」。新戦術を浸透させる時間の猶予が生まれたという。