毛沢東に並ぶ「習近平思想」? 中国高官、相次ぎ発言

 中国共産党の高官が相次いで、習近平(シーチンピン)総書記(国家主席)の「重要講話精神」を「思想」と踏み込む発言をしている。秋の党大会では、習氏の「思想」が「毛沢東思想」や「鄧小平理論」などと並ぶ党の指導思想として党規約に盛り込まれるかどうかが焦点となっており、注目される。

 中国の公式メディアは最近、「習総書記の重要講話精神と治国理政の新理念、新思想、新戦略」といった表現を多用し始めた。国務院新聞弁公室主任(閣僚級)で党中央宣伝部副部長の蔣建国氏は3日、朝日新聞など一部メディアに対し、こうした表現について「すでに完全な思想体系となった」と説明した。

 また北京紙「新京報」は4日、習氏の腹心とされる北京市党委員会の蔡奇書記らが「習総書記の重要思想で頭を武装化」するよう求めたと報道。7月末の党の重要会議では、李克強(リーコーチアン)首相が「(習氏の講話は)一連の新たな重要思想を提起した」と言及していた。

 江沢民元総書記が唱えた「三つの代表」や胡錦濤前総書記の「科学的発展観」は指導思想として党規約に明記されているが、それぞれの名前はない。習氏の名前が入れば、毛沢東や鄧小平に並ぶ権威付けとなる。さらに「理論」より格上とされる「思想」との表現なら、毛沢東と並ぶ最高指導者の位置づけとなる。

 党指導部は非公式会議「北戴河会議」を開いており、党規約改正も議論されているとみられる。(北京=古谷浩一)

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