南北外相、マニラで対話 晩餐会の待合室で数分間

南北外相、マニラで対話 晩餐会の待合室で数分間

 韓国の康京和(カンギョンファ)外相と北朝鮮の李容浩(リヨンホ)外相が6日夜、東南アジア諸国連合(ASEAN)関連外相会議のため訪問中のマニラで、数分間言葉を交わした。韓国外交省が明らかにした。康氏は、文在寅(ムンジェイン)政権が繰り返し行ってきた「対話呼びかけ」に北朝鮮が無回答を貫いていることを指摘し、「早急な反応を期待する」と求めたという。

 韓国と北朝鮮の政府関係者が接触するのは、5月の文政権発足後初めて。6日夜開催された関連外相会議の歓迎晩餐(ばんさん)会の待合室で、康氏から声をかけたという。

 韓国側の説明によると、康氏は文氏が7月6日、訪問先のドイツで「ベルリン構想」と名付けて行った南北関係に関する演説や、関連措置として北朝鮮に提案した軍事境界線付近での挑発行為を相互停止するための南北軍事会談や、離散家族の再会事業に向けた赤十字会談の開催について言及。いまだ回答がないと指摘した上で「早急な反応を期待する」と求めた。

 これに対して、李氏はしばらく戸惑いを見せた後、「南側(韓国)が米国と協力して我が国に対して圧力を加えている状況の中で、そのような提案は誠実さに欠ける」と答えたという。康氏は、あらためて文政権の提案は誠実なものだと強調し、北朝鮮側の答えを促したという。

 文氏は「ベルリン構想」と呼ぶ演説で、「条件が整えば」と前提をつけながらも「北の金正恩(キムジョンウン)・朝鮮労働党委員長と会う用意がある」と首脳会談を呼びかけた。その第1段階として南北軍事会談や赤十字会談の開催を提案したが、北朝鮮は韓国側が「実施期限」として設定した7月27日と8月1日までに回答しなかった。さらに7月28日は2度目の大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射を強行した。北朝鮮側の反応は、韓国が北朝鮮の核・ミサイル開発に関して米国と連携して制裁強化や軍事的圧迫を続ける限り、一切の対話に応じないという姿勢を示したものだ。(マニラ=武田肇)

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