ローマ・カトリック教会のフランシスコ教皇は、教皇庁(バチカン)の外務局次官(外務副大臣に相当)に、フランチェスカ・ディジョバンニ氏(66)を任命した。バチカン報道室が15日、発表した。バチカンによると、国務省に属する局(省庁に相当)で女性が管理職に就任するのは初めてで、副大臣級は女性職員の中で最高位となる。

 教皇は、行政部門での女性の重要ポストへの登用を進める方針で、ディジョバンニ氏は条約などの多国間関係や難民受け入れ問題、女性の地位向上などを担当するという。

 ディジョバンニ氏は国際人道法や知的財産などの専門家で、1993年から外務局で働いてきた。バチカンでは行政部門の管理職の多くは、聖職者の男性が務めるのが通例となっている。だが教皇は元日に開いたミサで「女性は平和の貢献者であり、世界をより団結させ、平和にさせる」と演説し、女性の果たす役割の重要性を強調していた。(ローマ=河原田慎一)