世界保健機関(WHO)は12日、新型コロナウイルスによる肺炎の拡大について、4種類のワクチンが開発中だと明らかにした。実用化されて普及するには12〜18カ月はかかるという。WHOの感染症専門家、スワミナサン氏が記者会見で明らかにした。

 スワミナサン氏によると、世界で開発中の4種類のワクチン候補のうち、1〜2種類が3〜4カ月後に人への治験に使える見通しだという。一方で、ワクチン開発はあくまで「中期的な優先事項」だとも強調。11〜12日にWHOで開かれた各国の専門家や保健当局者による会合では、まずは簡単な感染の検査方法を確立することが最優先の課題だと一致したことも明らかにした。高度な機器に頼っていては、途上国での感染拡大を防げないという危機感が共有されたという。(ジュネーブ=疋田多揚)