新型コロナウイルスによる肺炎の感染者が乗船している疑いがあるとして、日本やタイなどで入港を拒まれたクルーズ船ウエステルダム号が13日、カンボジア南部のシアヌークビルに入港した。

 船は港から数キロ先の沖合に停泊後、夜になって港に入った。地元当局などによると、日本人5人を含む乗客乗員2257人は発熱などの症状がなければ下船し、プノンペンに移動した後、それぞれの国に帰る予定だ。

 13日は乗客20人が下痢などを訴えたため、検体を採取し感染の有無を確認しているという。

 フン・セン首相は地元メディアに「本当の病はコロナウイルスでなく(人々の)不安だ。入港許可は偏見を生む不安を取り除くためだ」などと述べた。(ハノイ=宋光祐)