新型コロナウイルスの感染拡大を受け、インドネシアの首都ジャカルタ特別州のアニス州知事は20日、会見で非常事態を宣言した。23日から公共交通機関の運行を制限し、企業に在宅勤務を強く求める。

 この日までのインドネシアの感染者数は369人で、死者32人。2日に国内初の感染が発表されてから急増しており、なかでもジャカルタは計215人と集中している。

 アニス氏は「先週までとはまったく違う状況に直面している」と危機感を募らせ、首都圏では医療従事者の数が感染者数に対応しきれなくなると説明した。このため、当面の2週間を非常事態の期間とし、予防に向けた住民らの協力を求める。

 発表文によると、23日から公共交通機関の運行を大幅に制限し、企業・事業者に「(原則)在宅勤務とし、不可能なら業務量を減らす」ことを強く求めた。また、映画館やカラオケ店、マッサージ店などの娯楽施設の運営を停止する。交通機関などで人と一定の間隔を取るよう求め、警察や軍がパトロールするという。