新型コロナウイルスの感染が広がっているパキスタンで、感染後に治療を受けていた日本人男性(80)が27日、死亡した。男性の勤務先や日本外務省が明らかにした。

 死亡したのは、パキスタン北西部カイバル・パクトゥンクワ州の科学技術系の高等教育機関で教員として働いていた男性。同機関の関係者によると、男性は感染後に首都イスラマバード近郊の病院で治療を受けていたが、容体が回復しなかったという。日本外務省も男性の死亡を確認した。

 同省によると、海外にいる日本人のうち、これまでに約140人の感染が確認され、約20人が死亡したという。

 医療体制が脆弱(ぜいじゃく)なパキスタンでは、28日時点で20万2955人の感染が確認され、4118人が死亡。政府は集団感染が起きた地区を封鎖するなどしているが、1日に4千人前後の新規感染者が出ている。(バンコク=乗京真知)