フェルスタッペンがオーバーテイクで3位表彰台、下馬評で優勢のフェラーリは惨敗/F1オーストラリアGP【決勝詳細】

フェルスタッペンがオーバーテイクで3位表彰台、下馬評で優勢のフェラーリは惨敗/F1オーストラリアGP【決勝詳細】

 3月17日現地時間16時10分からスタートしたF1開幕戦オーストラリアGPの決勝レースは、メルセデスのバルテリ・ボッタスが独走優勝、2番手はルイス・ハミルトン、3番手はレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンという結果に終わった。

 この週末一番の暑さとなり、強い陽射しの下で気温は23度、路面温度は43度というコンディションでのスタート。予選後にギヤボックスの不具合が見つかったアントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)だったが、FIAの承認の下で2速ギヤのパーツ交換のみで問題を修正しグリッド降格ペナルティは回避した。

 ロマン・グロージャン(ハース)のマシンにも予選後にトラブルが見つかっていたが、こちらもFIAの承認を得てパーツを交換し正規の6番グリッドから決勝に臨む。全車ともグリッドに変更はなかった。

 1ストップ作戦が予想されレース戦略の幅が乏しい中、Q3進出組は全車がQ2で使ったソフト、11番グリッド以下ではルノー勢、アレクサンダー・アルボン(トロロッソ・ホンダ)、カルロス・サインツJr.(マクラーレン)だけがソフトを履き、最後尾のロバート・クビサ(ウイリアムズ)はハード、それ以外はミディアムでスタートに臨んだ。

 スタートでメルセデスAMG勢が好発進を決め、バルテリ・ボッタスがホールショットを奪ってトップに躍り出た。その一方、オールレッドから消灯までの時間が短かったためかセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)がやや出遅れる。


 それでもベッテルは3番手を何とかキープしてターン1をクリアした。スタート直後にメインストレートでイン側に押し出されたダニエル・リカルド(ルノー)はフロントウイングにダメージを負ってピットインを余儀なくされた。リカルドはここでハードタイヤに履き替えて最後まで走り切る戦略に切り替える。後方ではクビサもターン2の立ち上がりでフロントウイングを飛ばしてピットインする。


 これで順位は首位ボッタス、2番手ルイス・ハミルトン(メルセデス)、3番手ベッテル、4番手マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)、5番手シャルル・ルクレール(フェラーリ)と続き、6番手ケビン・マグヌッセン(ハース)と7番手グロージャンが入れ替わり、その後方はニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)、キミ・ライコネン(アルファロメオ)、ランド・ノリス(マクラーレン)続いてアルボンは11番手まで浮上。15番手にダニール・クビアト(トロロッソ・ホンダ)、ピエール・ガスリー(レッドブル・ホンダ)は16番手で走行する。


 ボッタスは首位を快走し、2番手ハミルトンはタイヤを守るため2.5秒ほどのギャップを保って走行。しかしボッタスもそこからギャップをじわじわと広げていく。

 その後方も3番手ベッテルが2.5秒差、4番手フェルスタッペンが1.3秒差で走行。9周目にルクレールはターン1で飛び出してしまい6.5秒差に広がってしまった。後方では10周目にサインツが後方から白煙を上げピットレーン入口にストップ。早くもここでリタイアとなった。

 12周目、ライコネンが先陣を切ってピットインしソフトタイヤからミディアムに交換する。翌周にはヒュルケンベルグとセルジオ・ペレス(レーシングポイント)もこれをカバーしてピットイン。こちらはいずれもハードに交換する。

 14周目にはベッテル、マグヌッセン、アルボンもピットピン。マグヌッセンはヒュルケンベルグの目の前でコースに復帰し、ターン3でサイドバイサイドになって押し出しながらポジションを守る。15周目にはハミルトン、グロージャンがピットインするがグロージャンは左フロントの交換に手間取って大幅にタイムロス。なんとかアルボンの前14番手で戻るのが精一杯だった。

 ボッタスは依然として好ペースを維持してステイアウト。19周目にはファステストラップを更新するなど、ピットインしてミディアムタイヤに履き替えた実質2番手のハミルトンよりも速いペースで走り続ける。

 23周目まで引っ張ってようやくボッタスがピットイン。チームは3.3秒と余裕を持ったタイヤ交換でコースに送り出し、ミディアムタイヤを履いたボッタスはハミルトンどころかまだピットインを済ませていないルクレールの前でコースに復帰し実質首位をやすやすと守った。

 2秒後方にベッテルを抱えるハミルトンは「このタイヤじゃ最後まで走り切れない」とさらに厳しい状況に追い込まれる。フェルスタッペンは25周目にピットインを済ませベッテルの3秒後方に復帰。10周のタイヤエイジの差をいかして逆転を狙う。そして31周目にDRSを使いターン3でアウトからベッテルを抜き去った。


 26周目にクビアトがピットイン、これを受けて翌周にランス・ストロール(レーシングポイント)とジョビナッツィがピットインを行なった。

 28周目にはルクレールもピットインを済ませ、周囲の他車とは違いハードタイヤを履いた。31周目にはバイブレーションに苦しむリカルドがガレージに戻ってリタイア。グロージャンもターン15で左フロントホイールが緩んでしまい、その場にマシンを止めてリタイアとなってしまった。

 37周目、10番手のストロールを追いかけていたクビアトはターン3でインに飛び込もうとするが止まりきれずグラベルに突っ込んでしまう。それでも順位を落とすことなくコースに戻り、その周ピットインを済ませたガスリーが目の前に戻ってきたものの翌38周目のターン3で冷静にーバーテイクして10番手を取り戻した。


 ガスリーは新品のソフトタイヤを履いておりクビアトを猛追するが、8番手ライコネン、9番手ストロール、10番手クビアト、11番手ガスリーが数珠つなぎで各車がDRSを使うため、なかなかオーバーテイクの糸口を掴むことはできない。

 3番手フェルスタッペンはリヤタイヤのタレを訴える2番手ハミルトンの1.5秒後方を走行。一時はギャップは3秒にまで広がるが、残り10周を切ったところでフェルスタッペンはプッシュを再開し、ハミルトンの背後に迫っていく。

 54周目には1分26秒540でボッタスのタイムを更新してファステストラップを記録する。しかしボッタスは落ち着いて57周目にプッシュラップをやり全セクター最速の1分25秒580でフェステストラップをさらに更新。このレースのファステストラップポイントを手にした。

 一方でベッテルはじわじわと離されていきギャップは10秒以上に広がってしまい、5番手ルクレールが背後に迫ってくる。後方ではライコネンがプッシュを開始して後続を引き離し、ヒュルケンベルグに迫っていく。


 結局ボッタスは独走で開幕戦優勝。ハミルトンはフェルスタッペンを1.634秒差で振り切って2位、フェルスタッペンはホンダとのタッグ初戦で3位表彰台をもたらした。開幕前の下馬評が高かったフェラーリはベッテル4位、ルクレール5位と惨敗に終わった。中団トップは6位マグヌッセン、7位ヒュルケンベルグ、8位ライコネン、9位ストロール、10位クビアトという入賞圏。ガスリーは0.335秒届かず11位、アルボンは14位に終わった。


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