MotoGPサンマリノGP:Moto3で初ポール獲得の鈴木竜生、厳しい路面状況のなか「Q1ではリスクを負った」

MotoGPサンマリノGP:Moto3で初ポール獲得の鈴木竜生、厳しい路面状況のなか「Q1ではリスクを負った」

 MotoGP第13戦サンマリノGPのMoto3クラスで、鈴木竜生(SIC58 Squadra Corse)がポールポジションを獲得した。参戦5年目のMoto3クラスで初のポールポジションを、チームのホームグランプリで手にした。

 フリー走行3回目までを終えて、鈴木は苦戦していたようだった。フリー走行1回目では15番手、2回目では10番手、そして3回目では15番手。3回のフリー走行の総合結果で上位14名が予選Q2へダイレクト進出となるが、鈴木は総合17番手でこれを逃した。

 とはいっても、Moto3のフリー走行も予選もレース同様に僅差で厳しいもの。フリー走行の結果が予選結果にそのまま結びつかないことも多い。実際のところどうだったのかを聞くと、フリー走行3回目までは「そんなにいいフィーリングはなかったんです」という答えが返ってきた。

 予選では「いい具合にスリップストリームを使うことができて、きれいにまとめることができた」と言い、鈴木のポテンシャルを発揮することができるタイミングや状況が、うまくはまった……ということも要因だったようだ。

 さらに、鈴木は予選で、ある戦略に出ていた。

「2019年のミサノはすごくタイヤに厳しい状況です。どうしても、ワンアタックごとにタイヤをワンセット、使わざるをない状況でした。けれど、Q1ではかなりリスクを負って、ワンセットのタイヤだけでタイムアタックをしたんです。かなりドキドキしましたが、結果的にはQ1からQ2に上がることができ、いい結果を出すことができました」

 ぴたりとはまった戦略は、鈴木にポールポジションという最高の結果をもたらした。サンマリノGPは所属チームSIC58 Squadra Corseのホームグランプリでもある。鈴木はチームオーナーである故マルコ・シモンチェリの父、パオロ・シモンチェリさんの家の近くに居を構え、家族同然の関係性を築いているとのこと。イタリア語も堪能だ。予選後の会見では、パオロさんについて「イタリアのお父さんです」とも語っていた。それだけに、よろこびもひとしおだろう。

「(Moto3)参戦5年目にして初のポールポジション獲得。しかもチームのホームグランプリで獲得できたので、かなりうれしいです。だた、今日は土曜日。日曜日にこの結果を持って帰ることができるように、浮かれずに明日は落ち着いてがんばります」

 そう気を引き締める鈴木。初優勝を目指して、サンマリノGPの決勝レースに挑む。


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