メルセデスのチーム代表を務めるトト・ウォルフは、ルイス・ハミルトンとメルセデスとの契約が今後も続くことを示唆し、チームには最高のドライバーを惹きつけることができるだけの能力があると語った。

 ウォルフは現在、対応しなければならない多くの契約交渉を抱えている。彼はすでにコンコルド協定の更新に関する長期にわたる議論に関与してきており、またハミルトンとの契約更新についても話し合いを始めるつもりである。

 ハミルトンとチームとの現在の契約は2020年末で完了する。これまでのところ、ウォルフとハミルトンは2020年以降のことについて話をしていないが、その状況も変わろうとしている。

「この組み合わせが続くことは明らかだ」とウォルフは月曜日にロンドンで語った。

「我々はマシンに最速の男を乗せたいし、私はルイスが最速のマシンに乗りたがっていることを知っている。つまり明らかに互いの求めるものがあるのだ」

 ハミルトンとウォルフが最後に話をしたのは2019年の12月のことだが、これまで互いに話をしないでおくことで同意していたという。

「我々は彼がアメリカ(での休暇)から戻ってきたら話し合いを続けることで同意していた」

「私は、このチームには最高のドライバーを惹きつける能力があると大いに信頼している。現時点でルイスは6度のF1世界チャンピオンとなっており、現在最高のドライバーであることを証明した。我々は、中長期的に最高のドライバーたちを惹きつけることができる技術を提供できると期待している」

 一方でコンコルド協定についての話し合いについては、他の9つのF1チームと同様に、メルセデスもリバティ・メディアおよびFIAと新しいコンコルド協定の契約条件について交渉を行っているところだ。新しい協定は、2020年末に失効する旧協定を継ぐものになる。

 コンコルド協定は、F1の競技とビジネスがいかに運営されるべきかという規則を定めているものだ。協定の大部分は、テレビ契約やレース主催料、コースのホスピタリティやコースの広告などから生じる商業権料から、各チームが毎年どれだけの収益を得ることになるかを規定している。

「それは現在進行中のプロセスであり、一連の複雑な契約となっている。FIA、商業権保有者、および全チームの三者間による契約なのだ。それには時間がかかるし、詳細をおろそかにするわけにはいかない。そういうわけで私は特定の日付をここで明言したくはない。合意に至るべきかなりのトピックが残っている」

「すべての利害関係者が2021年に乗り出すまでに合意に達する意志と希望があるのは明らかだ。なぜなら、そうならなければ芳しくない状況になるだろうからね」