アメリカ合衆国のコロラド州にある、パイクスピークを舞台に争われる伝統の『パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム』の主催者は、6月28日に予定されていた第98回大会について、新型コロナウイルスの影響で8月30日にリスケジュールすると発表した。

 ロッキー山脈のひとつで、標高4301mの頂上に向かって、1400m以上の標高差を駆け上がることから『レース・トゥ・ザ・クラウド』の異名をもち、毎年アメリカはもちろんヨーロッパや日本からも多くのメーカー、ドライバーが挑戦し、世界でも最も著名なヒルクライムイベントのひとつとも言えるパイクスピーク。ただ、今季は新型コロナウイルスの影響で延期されてしまった。

 3月19日、オーガナイザーは声明を発表し、当初6月28日に予定されていた2020年の第98回大会を、8月30日に延期すると発表した。例年、3万人以上の観衆を集めているファンフェスタは、8月28日に行われる。

「現在の新型コロナウイルスに対する状況を完全に認識し、理解することにより、大会委員会は8月30日まで延期することを決定した」とPPIHC会長のトム・オズボーンは語った。

「すべてのアメリカ人がこの困難な時期を理解しており、パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライムを含め、国内および国際的に主要なスポーツイベントを延期する要因が数多くある。参加者、ファン、ボランティア、パートナーの安全は、大きな重要事項になる」

 新型コロナウイルスの感染拡大により、日本やヨーロッパに加え、アメリカでもモータースポーツ界に深刻な影響が及びはじめている。伝統の一戦もそれに巻き込まれることになってしまった。