3月24日、富士スピードウェイでスタートした全日本スーパーフォーミュラ選手権の公式合同テスト。2020年最初のテスト初日となったが、その前日に参戦が発表されたF1レッドブル/アルファタウリのリザーブドライバー、セルジオ・セッテ・カマラが初のスーパーフォーミュラドライブを果たした。1日目の走行を終えたセッテ・カマラに、テストの印象を聞いた。

 セッテ・カマラは、1998年生まれのブラジル人ドライバー。2019年はFIA-F2で2勝、8回の表彰台でランキング4位に食い込み、F1ドライブに必要なスーパーライセンスポイントを獲得。2020年に向けて、レッドブルF1とアルファタウリF1のテスト&リザーブドライバーに就任していた。今季、スーパーフォーミュラに参戦する外国人ドライバーのなかでも注目の存在と言える。

 ふだんはスペインに住むセッテ・カマラは、新型コロナウイルスの影響で渡航禁止になる前のタイミングで日本に到着。24日からスタートしたスーパーフォーミュラ富士テストでは、初めてのSF19ドライブを果たした。走りだしこそ冷え込みのなかでコールドタイヤに苦戦したが、すぐにペースを上げはじめ、タイムこそまだ上位にはないが、そのポテンシャルをみせた。

「いい印象だね。もちろん今日が初めてのドライブで、富士スピードウェイも初めてだったけれど、とても美しいコースだ。午前はコールドタイヤでコースオフしたりして、クルマについてより理解する必要があったんだ」とセッテ・カマラ。

「でも、タイヤが発熱してからはすごく楽しかったよ。コーナーでは速いし、ダウンフォースも大きい。パワーもあるし、すごく完成されたクルマだと感じた。F1に近いクルマだし、今日ここでドライブできたのは素晴らしい経験になったよ。SF19はFIA-F2とはたくさんの違いはあるけれど、ベースは同じだと思う。スーパーフォーミュラの方がダウンフォースと軽さがあるね」

 今季参戦するBuzz Racing Team with B-Maxは、セッテ・カマラにとってもちろん初めての日本チーム。ただ、言語の面でも「モトパークのスタッフもいるし、何人かの日本人スタッフも英語を話してくれるからね。良い仕事ができているよ」と適応しているという。

「スーパーフォーミュラに参戦するにあたって、何人かの外国人ドライバーは慣れるまでに時間がかかっているけれど、すぐに慣れているドライバーもいる。テストの時間も限られているから、早く慣れることが大事だね」

 そんなセッテ・カマラには、チームの他にもスペインで友人となったアレックス・パロウや、同郷のジョアオ・パオロ・デ・オリベイラなど、日本を良く知るドライバーがいるという。「オリベイラとは、ブラジルでのオールスターカートレースで会ったことがあるんだ。ナイスガイだし、素晴らしいドライバーだと思うよ。今回はまだ発表まで秘密にしなければならなかったので、これから連絡をとるよ! それとパロウにもこれからいろいろ聞いてみて、早く慣れるようにしたいね」と笑顔をみせた。

「まだチームとの仕事の時間が多くて十分楽しめてはいないけれど、食事も信じられないくらい美味しいし、東京の街もとても美しかった。清潔感があって、オーガナイズされているよね。いい国だと思う」と日本について語ったセッテ・カマラ。新型コロナウイルスの影響でなかなか帰国することもできず、「しばらくは日本にいるよ」とのこと。

「ただ、この状況でテストができたことはいい機会だったと思うね」とセッテ・カマラはテスト初日を振り返った。