ポルシェは新型コロナウイルス(COVID-19)の影響で停止している車両生産について、5月4日(月)から段階的に再開すると発表した。生産再開後も従業員同士の距離を充分に取ったり、マスク着用を義務付けるといった感染防止策を実施する。

 ポルシェはヨーロッパで急速に感染が拡大していた新型コロナの状況を踏まえ、3月21日に一時的にドイツ・ツッフェンハウゼンの主力工場とライプツィヒの生産拠点を閉鎖するなど感染防止策を実施し、車両生産をストップしていた。

 3月末の拠点閉鎖は当初2週間限定の予定だったが、グローバルサプライチェーンも新型コロナウイルスの影響を受けていたため、当初の予定より長い6週間に渡って拠点閉鎖が続いている。

 しかし、同社の生産およびロジスティック担当のアルブレヒト・ライモルド取締役は「特別な注意を払いながら、将来に楽観的な目を向けて仕事を再開するには、今が適切な時期」だとして、5月4日から車両の生産を再開させると明らかにした。

「生産再開は、従業員にとってもお客さまにとっても重要なメッセージとなる。当社は、当初から状況を非常に注意深く監視、分析し、プロセスを柔軟に適合させてきた」

 工場の稼働再開に向けて、従業員の安全を確保するための対策は講じられているといい、従業員は作業時も最低2メートルの最小距離、いわゆるソーシャルディスタンスを守りながら作業を行うほか、指定されたエリアではマスクを着用する必要があるという。

 また現在も実施しているモバイルワーキング(テレワーク)の取り組みは継続され、会議についてもビデオ会議、もしくは電話会議で行うとしたほか、出張の禁止も継続されるという。