オーストリア政府は、7月上旬に開催が予定されているF1オーストリアGPについて、サーキットに観客を入れない“無観客レース”でのみ開催が許されると明かした。

 新型コロナウイルスの影響により、今年のF1は第10戦までが延期あるいは中止となっており、F1は7月上旬にオーストリアでシーズンを開幕することを目指している。

 オーストリアのルドルフ・アンショバー社会・健康・福祉・消費者保護相は、「このイベントを開催する許可は、オーガナイザーらが提示するセキュリティプラン次第だ」と語った。

「我々は非常に厳格な状況下でのみ、このようなイベントの開催を許すことになる。もちろん、大勢の人が集まらないというのは言うまでもないことだ」

 オーストリア政府は、レースの週末に“無観客”でグランプリを開催することのみを許可し、チームスタッフ以外では、レースのマネージメントに関わるオーストリア人のみがサーキットへ入ることを許されるという。

 またオーストリアの副首相兼芸術・文化・行政・スポーツ相のウェルナー・コグラー氏は、「要件が満たされている限り禁止する理由はない」と述べた。

「私たちは(レースの開催を)可能にしたいと考えている。これはフットボールとは完全に違う状況だが、ソーシャルディスタンスの規則は守られなければならない。そうでなければ、シュタイアーマルク州知事はこの条件を受けれないだろう」

 F1のCEOであるチェイス・キャリーは、2020年シーズンのレーススケジュールについて4月27日に発表を行い、以下のように述べている。

「7月、8月、そして9月の初めにヨーロッパでレースを始めることを目標としている」

「9月、10月、11月にはユーラシア、アジア、アメリカ大陸でレースをし、12月にはバーレーンで、そして伝統的な最終戦であるアブダビに向かう。15〜18戦を開催することになる」